夏休みが始まって3日目、普段は小中学生の賑やかな声が響く校舎ですが、静けさのなか、蝉や鳥の鳴き声がBGMのように届きます。時折、雷の音が遠くから聞こえてきます。ひと雨降りそうです。よく「別子は涼しいんですか」と尋ねられますが、本日は33℃、しっかり夏を味わっています。相談室からは英会話や楽しそうな笑い声が聞こえてきました。マンツーマンで英語スピーチコンテストの練習のようです。別の生徒は、オンラインミーティングで指導を受けていました。人も自然もすっかり「夏モード」です。
「発案者は中学生!?」と題して、小・中学生や地域の方、卒業生、保護者約100人が集まり、ふるさと別子山夏まつりが行われました。
総合的な学習の時間を使い、「日ごろからお世話になっている別子山のみなさんと楽しみたい、つながりたい、つなぎたい」という思いから復活したこの行事。企画から準備、運営まで生徒が行う夏まつり。来場者みんなに笑顔があふれ、地域の方々が、そして、地域の方々と「つながる」まつりになりました。
「一緒に盆踊りを踊りましょう!!」と地域の伝統踊りを教わり、この場で一緒に踊ることができました。多くの来場者の方に、「年々夏まつりがよくなっていて楽しいです。また来年も参加します。」とお褒めの言葉をいただきました。この言葉を力に、さらに別子中学校は発展を続けていきます。
ご来場いただいた地域の方、卒業生、保護者のみなさま、ありがとうございました。
別子小中学校と同様に、へき地小規模校で寄宿舎運営をしている久万高原町から、小野教育長様をはじめ8名の教育委員会関係者に学校訪問(視察)をしていただきました。児童生徒の学びの様子や、立志寮の見学・管理方法など、多岐に渡る質問をしていただき、私たちの学びにもつながりました。給食の時間和では、近くの生徒と楽しく談笑しながら、ハンバーグを食べていただきました。代表生徒2名との座談会では、多くの質問に対して的確に回答する姿があり、来校者の皆さんが関心されていました。来校していただいた皆さま、ありがとうございました。
7月12日(金)市民文化センターで新居浜市中学生弁論大会が行われました。新居浜市が誇る歴史あるこの大会に、別子中学校から3年生1名が代表弁士として、また、全校生徒が聴衆生として参加しました。弁士の皆さんは、これまでに出会ってきた人との関わりを、素直で純粋に中学生らしく受け止め、それを見事に言葉で表現し、聴衆性にしっかりと届けてくれました。「思いを言葉に、そして行動に」そんな大切なことを、大人を含む全ての聴衆者が共感できた2時間でした。
新居浜市文化振興課、あかがねミュージアムに協力していただき、別子中学校体育館で「芸術文化プログラム」を実施しました。講師は篠笛演奏家の阿部一成さんです。
前半は篠笛(しのぶえ)の演奏です。楽曲「龍の声」では、篠笛がもつ特徴的な音色で、力強さやしなやかさ、不気味な迫力などが伝わってきました。また、曲ごとに自然と情景が浮かんできました。篠笛によるエストニアや日本などの国歌演奏もありました。
後半は和太鼓の演奏ワークショップです。準備体操のあと、基本動作、リズムアップ、リズムずらしなど、気づいたら叩き方のレベルがアップしていました。無心に太鼓と向き合うことで、心が洗われた時間となりました。阿部さん、本日はどうもありがとうございました。
阿部一成さんプロフィール https://kazunariabe.jp/profile.html
新居浜市役所国保課と新居浜保健センターの方々をお迎えして、学校保健委員会として「生活習慣病予防教室」行いました。心不全での死亡率が高いことを受けて、健康に過ごすために血圧や血管管理のお話をしていただきました。塩分に対する味覚チェック(ソルセイブ)を行ったり病気にならない体づくりについて学んだりしました。
児童生徒の感想として、「バランスの良い食事を摂っている大学生が7%しかいなくてびっくりしました。私は、今日のことを活かして、これからバランスの良い食事を摂りたいです。」と、これからの食生活や良質な睡眠の確保について、真剣に考えていました。
毎週水曜日の朝は、BST(Bessi Smile Time)です。今回のコーディネーターはALTのCharleneさんです。フィリピンのアクティビティでしっかり体を動かし、「笑顔の時間」を共有できました。ゲームを通して異文化交流もできました。
ALTのチャさんに、ホームページの文も作ってもらいました。
Today, all Besshi elementary and junior high school students played Philippines games for the Besshi Smile Time. The first game was called, ‘Open the Basket, Close the Basket’. Everyone was in groups of three - two members were the basket while the other one was the ‘it’. The baskets had to follow the command while the ‘it’ had to do some animal gestures while looking for another basket. The second game was called, ‘Banana Split.’ The game is named after a popular dessert in the Philippines. In pairs, players have to play rock-paper-scissors. The winner took a step back and the loser had to step forward. Overall, everyone enjoyed the games.( 別子小・中学校の全生徒がBSTの時間にフィリピンのゲームをしました。最初のゲームは「Open the Basket, Close the Basket」です。3人組で、2人が「バスケット」役、もう1人が「ボール」役です。バスケット役は指示に従いバスケットを上げ下げし、ボール役はチャ先生の合図で動物に変身し、別のバスケットに向けて移動します。2つ目のゲームは「Banana Split」です。このゲームは、フィリピンで人気のデザートにちなんで名付けられました。ペアになってじゃんけんをします。勝者は一歩後退し、負けた者は一歩前進します。全員がゲームを楽しみました。
別子山公民館で講師の先生をお招きして学校茶道がありました。
ALTの先生も一緒に参加して、みんなで心を落ち着かせ、日本の伝統文化に親しむことができました。
中学生は、3日間の期末テストが終了しました。実力を発揮できたでしょうか。
さて、中学3年生は、午後から新居浜市役所を訪れ「市役所学習」を行いました。年間5回程度、各課の担当者の協力を得て、行政からみた新居浜市の取組を学ぶ予定です。今回はその第1回目です。シティプロモーション課の守谷様、吉岡様に「地方創生」についてお話をしていただきました。人口減少の克服や地方の活性化を推進するため、シティブランド戦略を計画し、様々な取組を行っていることが分かりました。地方活性化のため、SNSの効果的な運用や、別子サイクリング、太鼓祭りのアピール、企業誘致など中学生からたくさんのアイデアを提案することもできました。次回は、選挙管理委員会事務局のお話を聞く予定です。行政の視点で新居浜を捉え直すと、新しい発見ができそうです。