【中】毎年恒例、自由研究発表会を開催しました!
2025年12月22日 17時58分今年度も、全校生徒が参加する理科特別授業「自由研究発表会」を、学年ごと(12/15、12/17、12/22)に開催しました。この発表会は、夏休みの課題研究の成果を自らスライドにまとめ、全校生徒の前でプレゼンテーションを行う、別子中学校ならではの伝統的な取組です。
開催にあたり、生徒たちは「①独自性(独創性)」「②新規性」「③再現性」という3つのポイントを意識して準備を進めてきました。
① 独自性:あなたにしかできない柔軟な発想 日常生活の中にある身近な物質や現象に着目し、文献調査を経てオリジナルの研究計画を立てる。そんなユーモアと独創性あふれる研究を期待していましたが、見事に全員がこれを達成できました。自分自身の視点を大切に活動に取り組む姿が印象的でした。
② 新規性:新たな気付きと探究心 インターネットやAI(人工知能)で手軽に答えが見つかる現代だからこそ、科学的な理論をもとに「考察」し「議論」する営みは、人間にしかできない価値あるものです。これまでにない新たな視点や、誰も気づかなかったテーマに挑んだ多くの発表から、驚きと感動を伴う「知の発見」が共有されました。
③ 再現性:研究に対する誠実な姿勢 実験環境や操作手順、準備物を具体的に記録することは、結果を裏付ける重要な根拠となります。スライド作成の段階で「もっとデータを集めればよかった」「写真を残しておけばよかった」と悔やんだ人もいたかもしれません。しかし、その「つまずき」こそが、自分の研究に責任を持って向き合った証であり、来年度へつながる貴重な財産となります。
3学年それぞれの良さが光り、一人一人の個性と魅力があふれるすばらしい発表会となりました。1・2年生は来年のさらなる飛躍に向けて、3年生は高校等での新しい探究活動に向けて、この経験を糧に今後も主体的に歩み続けることを願っています。